PERSON

MATSUMOTO TAKAHIRO

関係者と連携した
成田空港サステナビリティ施策の推進

経営計画部 サステナビリティ推進室
[技術系(電気)]
2009年入社

入社の決め手

日々進化し国際的にも活躍出来る業種

学生時代、国内だけでなく海外にも視野を広げることが出来る業種であれば、自らの可能性も広がるのではないかと考えておりました。また、今後約40年働くだろう職場について、例えばオフィス街に勤務する姿をイメージした際に、目に見える変化が少ない環境で継続的に働き続けられるのか、個人的に面白味に欠けるのではないかと思い、常に変化し続ける環境で働けたら良いなと考えていました。
成田国際空港は日本の玄関口として国際的なネットワークを有しており、また今後益々増加する首都圏の航空需要に応えるべく、日々進化し続けていることを知り、私の理想とする職場像とマッチしたため、入社を決めました。

私のこれまでの経歴

2009年(入社)〜 施設保全部 電気グループ(現 施設部 灯火・電気グループ)

ターミナル電気設備の維持管理、店舗エリア改修。

2011年〜 工事部 電気通信工事グループ(現 整備部 電気グループ)

空港内における電気設備工事(ターミナル増改築や新誘導路整備に伴うプロジェクト)の監督業務。

2014年〜 滑走路保全部 航空照明グループ(現 施設部 灯火・電気グループ)

航空灯火の維持、管理業務、更新工事の発注、監督業務。

2017年〜 給油事業部 事業グループ

給油施設の更新工事計画、発注業務。

2019年〜 滑走路保全部 航空照明グループ(現 施設部 灯火・電気グループ)

航空灯火の維持、管理業務、更新工事の発注、監督業務。

2021年〜 国土交通省 航空局(出向)

航空灯火用機器の開発企画、性能確認等。

2023年〜 経営計画部 サステナビリティ推進室

成田空港におけるサステナビリティ施策の企画、立案、推進。

現在の仕事について

専門分野に縛られることなく幅広い業界関係者と連携

成田国際空港でのサステナビリティ経営を推進するため、社内各室部における取組みの推進を全般的に行っています。中でも気候変動への取組みは重要課題に位置付けており、2021年に成田国際空港の脱炭素化に向けた中長期目標「サステナブルNRT2050」を掲げ、2023年には空港法における「脱炭素化推進計画」の認定を国土交通大臣より受けています。特に、成田国際空港におけるCO2排出割合が大きい航空機の脱炭素を図るため、脱炭素の寄与率が高いSAF(持続可能な航空燃料)の導入促進策の一つとして、2024年にNAAを含む企業7社でSAFの利用促進プロジェクトを開始しました。
私は技術系電気職ですが、現在の業務は専門分野に縛られることなく、幅広い業界関係者と連携した業務に携わっています。

私のとある1日のスケジュール

09:00

出社

メール確認。

10:00

ミーティング

室内メンバーと情報共有や打合せ(施策案の検討)。

11:00

デスクワーク

資料整理や個別施策の検討など。

12:00

昼食

昼食は主に社食で食べることがほとんどです。

13:00

移動

打合せのため、都内へ移動。

14:30

ミーティング

外部企業との打合せ。

16:00

デスクワーク

事務所(都内)に戻り、残務や資料の整理。

17:40

帰宅

※基本的に残業はしないようにしています。

これからの成田空港にかける想い

環境負荷の少ない空港の実現に向けて

「新しい成田空港構想」では、第3滑走路の増設や旅客ターミナルビルの集約化(ワンターミナル)など、空港機能のレベルアップが図られる予定であり、その分必要となるエネルギー量も増加します。成田国際空港全体から排出されるCO2の量は、何も対策をしなければ2050年には2015年度と比較しの2.4倍にも膨れ上がる試算です。
現在の業務では、これらの機能強化を実施してもなおCO2排出量が増えない様(むしろ2015年度比の50%まで減らす)に、脱炭素施策の立案や取組みの推進、新しい技術を取り込む土壌づくりを行い、環境負荷の少ない空港の実現に向けて日々奮闘しています。

休日の過ごし方

活動量豊富な休日を過ごしています

遊び盛りで好奇心旺盛な子供が二人いるため、休日は主に子供たちと遊んでいます。子供たちが飽きないよう、近中距離にある公園を探して訪れたり、近隣の商業施設で買い物したりと、結果的に活動量豊富な休日を過ごしています。が、不思議なことに体重は増加傾向です。(笑)
独身時代はNAAサッカー部で同僚と汗を流していましたが、暫く競技から遠ざかってしまったため、最近ではランニングする時間を設け、ストレス発散や健康維持に自分の時間を使っています!

成田空港のここに注目

イノベーションを活用した最先端の空港づくり

私が注目している事業は、成田国際空港の価値をより高めるために、協業によって今までに無かった新しい発想やアイディアでサービスや技術を取込むイノベーション事業です。
国内では、成田空港で共創パートナーを募集するプログラム(オープンイノベーション)を開始し、海外でもA4Iと呼ばれる空港におけるイノベーションを推進する、空港運営事業者のアライアンスに参加をしています。
これらは、 NAA単独では実現できない取組みの実現が可能になると共に、スタートアップ企業、産学含む外部企業にとっても、空港というフィールドを活用した取組みの実装が可能になるなど、双方がメリットを享受できる仕組みとなっています。今後、イノベーションによってどの様な成田国際空港になるのか、非常に注目しています。

未来の社員に向けたメッセージ

自分の将来をイメージしブレない軸をもって

労働者不足が叫ばれる中、働く環境は益々大切な条件となってくると思います。私は一緒に働く「ヒト」が一番重要であると考え、それを軸に就職活動を行いました。就職活動期間は、多種多様な企業の社員と直にコミュニケーションを取ることが出来る貴重な期間であり、社員を通じてそれぞれの社風を感じ取っていました。
皆さんも自分の将来をイメージし、ブレない軸をもって貴重な時間を有効に活用してみてください。判断に迷ったときは、その軸に立ち返ってみてください。きっと助け舟になってくれると思います。

NAAでの資格について

電気職では、電気主任技術者(電験二種、三種)が業務上必要となる資格となります。入社後すぐに必要という訳ではありませんが、早めの取得を推奨します。

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